72年にソニーからAVIATIONという愛称で出された4バンドモデルです。
4バンドといっても非常に特殊で航空機無線用の108〜137MHzと航空機の位置検出用のビーコン用の150〜400kHzの2バンドにAMトップFMの2バンドを加えたもので、多分発売当時航空機無線用のバンドが聴けるモデルは少なくともポータブルモデルでは無かったかと思います。定価は¥29800でした。
FMの最大感度は-1dbでしたが、当時ソニーは最大感度-5dbをIC11で達成しており、航空機無線が聴けるとはいえ、このモデルは高いなあと感じた記憶があります。
これと殆ど同じデザインで短波2バンドとFM,AMの4バンド構成のモデルもあり、此方はもう少し安くFM最大感度も-5dbあったので、この8484が尚更高いと感じたものです。
航空機無線用となると周波数帯が通常のFMよりも更に高い周波数になるので、おそらくバリコンは特注品になったでしょうから、高価なのは仕方がなかったのかもしれません。
面白いのはソニー、ナショナルとも超高級機の10バンド以上のモデルでは航空無線に対応したものはありましたが、日本の他社を含め5万円以下で航空無線が聴けるモデルは皆無だったいつほう、小生が怪しい御三家と揶揄している香港辺りで作られた多バンドモデルは航空無線に対応していました。
残念ながら成田から50kmくらい離れた拙宅では航空無線帯です受信は出来ません。或いは外部に長大なアンテナをつければ聴けるのかもしれませんが、試した事はありません。
この個体はチューニングメーターが破損した状態ですと一度出品しましたが、代替のメーターが手に入ったので、メーターも修理して略全部の機能が動作する状態にして再出品したものです。
メーターそのものは大して意味が無いのですが、ソニーはAM受信時にメーターの最も振れる方向の垂直に放送局がある事利用してメーターをdirection finderという洒落た名称にしていたので、このモデルについては疎かに出来ないと考えた次第。
FMもAMも非常に高感度且つ高音質で、同時期に繊細な音で人気を博したIC11とは違い力強い、輪郭のはっきりした音です。ナショナルに寧ろ近いかもしれません。
希少モデル且つ動作しますので価値はあると思います。
¥1500アップで汎用アダプターもお付け出来ます。
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